説明
NH TYPE3Bは37mmという比較的小ぶりなサイズのケースに、18-19世紀の懐中時計を彷彿とさせるディテールを凝縮することを目標として製作された。大型の6時位置のムーンフェイズは18Kイエローゴールド製である。大きくくりぬかれた窓から見える星や月の上の顔、そして11個のローマン・インデックスは全て熟練した職人の手作業による手彫りによって表現されている。現代においては、ほとんど見ることのないこうしたディテールは、新たに設計されたやや厚めのベゼルを持つ丸みのあるケースに収められている。前作NH TYPE3Aとの最大の違いは、ケースのデザインが変更され、ケースバックがスクリューバック方式に変更されたことにある。
NH TYPE 3Aと比較して、以下の点が変更されている:
・ケースバックがスナップバックから、スクリューケースバックに変更された
・ラグの側面形状が変更された
・手彫りで表現されている月の顔はNH TYPE3Aのそれとはわずかに異なったデザインに変更される(写真はプロトタイプのため対応していない)
下記の特徴は変わらず継承されている:
・6時位置に大型のムーンフェイズ表示機構が組み込まれている。
・ムーンフェイズのディスクは18Kイエローゴールド製、星と月の表面の顔は全て熟練した職人による手彫り。
・1930年から1960年代のヴィンテージ・コンプリケーション・ウォッチをイメージした、丸みを帯びた新設計のデザインのベゼルを備えている。
・ケース径37mmという現代的なサイズ及び実用性を備えている。(※一般的にヴィンテージ・ウォッチには35mm以下のサイズが多くみられる。)
・世界最高峰レベルの超高精度微細加工機を用いることにより、加工困難な素材を数ミクロンの精度で、かつステップ形状のベゼルや、彫り込まれたロゴなど複雑な形状かつ立体的に工作することに成功。
・大半の時計は長短針や秒針をプレスによって加工しているが、立体感を出すため、切削加工によって製作された針は、一般的なものに比べ約2倍以上の厚さを持つ。
・一般的な時計に比べて3倍近い厚さを持つ文字盤は、立体的にデザインされている。
・ベース・ムーブメントであるETAヴァルジュー7751に備わっているものとは異なる、新たに開発した後退式のコハゼ機構を組み込むことで、巻き上げる感触を楽しむことのできる手巻きムーブメントCal.3021LUを搭載。これは2019年に発表したCal.3019SSの発展型である。
・文字盤上の11カ所のローマン・インデックスは全て熟練した職人による手彫りによる。その後合成漆(カシュー)を流し込むことで独特の仕上がりとなっている。
・高い耐食性を持つが高価かつ加工が困難なため、極めて限られたメーカーのみが採用していることで知られているSUS904Lステンレス・スチールを採用。










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