説明
イタリア・フィレンツェで1860年に創業した高級時計ブランド「パネライ」は、長きにわたりイタリア海軍の公式サプライヤーとして、特に特殊潜水部隊向けの精密機器や視認性の高い計器を供給してきました。 この軍事的要請に応える形で誕生したのが、ブランドの原点ともいえる「ラジオミール」です。
「ラジオミール」という名は、1916年3月にフランスで受理されたパネライ初の特許にその存在が記されており、ラジウムを主成分とする強く発光する塗料を文字盤に用いたことに由来します。 過酷な環境下でも優れた視認性を発揮するその機能性は、当時の軍用時計において非常に重要な要素であり、まさにパネライの革新性と機能美の象徴となりました。
2004年には「ラジオミール」がレギュラーコレクションとして本格展開され、ルミノールとは異なるヒストリカルなスタイルを貫いています。 特徴的なのは、リューズガードプロテクターを装備せず、ワイヤーループ式のストラップラグ、クラシカルなオニオン型リューズなど、1930〜40年代の設計を忠実に再現した点です。同じクッションケースを採用しながらも、ルミノールとは一線を画すヴィンテージな風合いを持ちます。
また、「ラジオミール」は現代の高級時計市場においても、そのクラシックなエレガンスと洗練されたディテールにより根強い人気を誇ります。ケース素材にはモダンな新素材を採用するルミノールに対し、ラジオミールはあえて伝統的なステンレススチールやゴールド素材を中心に展開。サイズやフォルムもブランド創成期の雰囲気を色濃く残しており、ヴィンテージの魅力を現代に伝える、クラシカル志向のコレクションとして高く評価されています。
「パネライ ラジオミール」は、100年以上にわたる技術革新の歴史と、タイムレスな美しさが見事に融合した逸品。







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